教室長ブログ

■ 6月 最新映画 レビュー ① 【 瑞穂市の学習塾 MUGEN学院 穂積駅前本校 】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前本校の木村です。昨日もレイトショーで1本 最新映画 を鑑賞しました。今回鑑賞した 最新映画 は、吉沢亮さん、横浜流星さん主演の「国宝」です。

任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた一人の男の激動の人生を描いた人間ドラマです。任侠の一門に生まれた喜久雄(吉沢亮)は15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独の身となってしまいます。そんな喜久雄の天性の才能を見抜いた名門上方歌舞伎の当主・花井半二郎(渡辺謙)は彼を引き取り、喜久雄は思いがけず歌舞伎の世界へ飛び込むこととなります。喜久雄は半二郎の跡取り息子・俊介(横浜流星)と兄弟同様に育てられ、親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていきます。そんなある日、不慮の事故で入院することとなった半二郎が、自身の代役として俊介ではなく喜久雄を指名したことから、2人の運命は大きく揺るがされることとなります。

歌舞伎の才能はあるものの、まっとうな歌舞伎役者としての血筋ではない任侠の親を持つ喜久雄と、歌舞伎の名家に生まれ立派な血筋をもちながらも、自分の才能と喜久雄の才能を見比べて自分を卑下してしまった俊介が、それぞれ伝統ある歌舞伎の世界に翻弄されながらも、芸事を極めんがために互いに懸命になっている姿に、大変心打たれました。きらびやかな表舞台の裏にある生々しく厳しい芸事の世界がありありと描かれておりました。吉沢亮さんも横浜流星さんも、本物の歌舞伎役者と見紛うばかりの大変な熱演ぶりで、3時間という大変長い映画ではありましたが、最初から最後まで終始魅了されました。ぜひ多くの人に鑑賞してもらいたい秀作だと思います。点数は98点。