■ 9月 最新映画 レビュー ⑤ 【 瑞穂市の学習塾 MUGEN学院 穂積駅前本校 】
こんにちは!MUGEN学院穂積駅前本校の木村です。今日は、月末休校期間中に観たもう1本の 最新映画 、「俺ではない炎上」について書きたいと思います。

現代社会ならではの冤罪の恐怖を描いた映画作品です。大手ハウスメーカーに勤務している山縣泰介(阿部寛)は、ある日突然、彼のものと思われるSNSアカウントから女子大生の遺体画像が拡散され、殺人犯としてネット上で名指しされてしまいます。まったく身に覚えのない事態に無実を訴え続けるも、またたく間にその情報は広がり、ネットは大炎上状態になります。泰介の個人情報はネットに晒され、日本中から犯人として追いかけかけ回されることになってしまいます。さまざまな人物の思惑が絡み合い、事態はさらに混迷していく中、泰介は必死の逃亡劇を繰り広げながら、無実を証明すべく自分を陥れた真犯人を見つけようと奔走します。

以前ACのCMで「決めつけ刑事(でか)」というCMがありましたが、冤罪事件であるにもかかわらず、みんなが正義の名のもと、確かではない情報に踊らされ、無実の人を悪人に仕立て追い詰めてしまう、そんな現代社会の闇の部分がしっかり描かれておりました。そんなネット社会・現代社会に警鐘を鳴らす映画だったと思います。集団になって一人を追い詰めていく様子は、まるでいじめの縮図にも見えて、はじめの方は観ていて不快に感じられるかもしれませんが、SNSの在り方を考えるきっかけを与えてくれる作品かと思います。点数は84点。