【中3受験生】入試を通じて考えたいこと。

こんにちは!MUGEN学院大垣西教室の大山です。

今日は小中高校生の個別授業と、中1・中3の集団授業の日。私も含めて今日は6名の講師がそれぞれの担当の授業を進めていきました。

中3の授業では、もちろん学校内容の予習として科目内容の指導は行いますが、それ以外の話をしているときも結構あります。

たとえばアメリカでは4/8に皆既日食が見られた、という話。日本では11年後に観測できるようですね。

中3の理科、後半で宇宙分野があり、日食や月食が出てきます。そこにじわっとつながるように、時事ニュースから学習内容に結びつくような話をしたり。

勉強だけではなく進路の話もします。例えば最近はすし職人が海外で高収入を得ている、なんて話。

例えばインドやネパールの人が日本でカレー屋さんをやっていたら本場の料理人が作った本場の味が楽しめそう!そう感じることはありませんか?

それと同じことが、アメリカの和食レストランでも発生します。

日本の人が和服を着て和食料理店で働いている。そうすると、和食の本場ジャパンから本場の料理人が来た!ってなりますよね。

見られる場所が変わるだけで、その見え方は全く違ったものになります。

だから料理の道に進みたいなら、料理の勉強と併せて外国語の勉強をすると面白い。なんてことを伝えたりしているんです。

そんな文脈の中で、志望校を早めに決めて欲しい、そのために将来のことを早いうちから考え続けて欲しい。そんな話を今日は中3の授業でしました。

すぐに答えが出なくても良いんです。でも、答えを出すために考え続けて欲しい。

いろいろな要因から、定員割れをしている高校がいくつかあるのはご存じの方も多いと思います。

めちゃくちゃ勉強をしなくても、入るだけなら入れる、という状況の高校が存在します。

では、なぜそれでも勉強をするのか。

シンプルに、勉強していた内容を直接使う仕事もあります。

先ほどの海外で働くすし職人は、英語が話すことが必須スキルになるでしょう。

でもそういった直接的なことでなくても、学ぶ意味をあらゆる角度から伝えたいと思っています。

全員が同じ話で共感できるとは思いません。だからいろんな話を、いろんな生徒さんに向けて伝えていきます。

モノづくりの話、商品企画の話、食糧生産の話、などなど。

考え続けて、ある日突然やりたいことがきちんと決まったりします。でもそれは、折に触れて考えたから。

その考えるための種が、日々の生活であり、家族や友人との会話であり、学校の学習カリキュラムであり。

そしてその種を増やすのも私たちが塾でできる事だと思っています。

私たちは勉強だけを教える塾ではありません。塾なので教科知識を教えるのは息をすることと同義です。

その上で、将来を考えるための素材を一つでも多く渡していきたい。

どうやったらその素材を増やせるか。どうやったら、将来目の前の生徒さんが幸せになれるのか。

私たちもそれを叶えるべく、いろいろと勉強をしながら、授業に向かっています。

受験を通じて、自分がどう生きていきたいのか、どんな仕事をしたいのか、何が得意なのか、何がニガテなのか。

人生の中で、明確に「選択」をする一つの機会が、受験だと思います。

普通科なのか、職業科なのか。職業科だったら、何科の何コースを目指すのか。

普通科だったら、どの普通科にするのか。大学進学するための戦略が、各高校で異なります。

15歳、初めての決断です。もちろんこの決断が全てを決めるわけではありません。少し遠回りになってしまうかもしれませんが、別の道に方向転換だってできます。

でもまずは1つ目、進学したい高校を、本当にしっかり考えて欲しいと願っています。

それを考えるための素材を増やし、高校に入った後もスムーズに学べる学力を鍛え、18歳で次の決断をするその時に、こうしようと決められるように伴走するのが、私たちの使命だと思っています。

さあ、今週から受験特訓も始まります。中1・中2の復習する時間を、学校授業の予習とは別に設けています。

どうしても学校内容や部活動・クラブ・習い事などに引っ張られてしまいがちな1学期です。だからこそやりづらいこと、今回は中1・中2の復習をする時間を確保するという仕組みにしました。

この時間はみんなで復習をするんだ。そういった仕組みを通じて学力を高め、選択肢を広げていきます!