教室長ブログ

効果的な間違い直し 【 大垣市 河村学習塾】

こんにちは。河村学習塾波須校の園部です。 今日は 効果的な間違い直し の仕方について。

赤ペン記入は「わかったつもり」になるだけの間違った勉強法

問題集の間違えたところは赤ペンで答えを書き込む。こんな勉強の仕方をしている中学生が多いようです。多くの学校でも、そのように問題を解くように指導しているようです。

しかし、赤ペンで答えを書き込んでも、それはただ答えを写しただけですから、「わかったつもり」になるだけで、学習効果はほとんどありません。
 

中学生のための間違い直し、3つのルール

まずは()埋め問題や一問一答形式の問題集を用意しましょう。そして、次の手順で問題集を解きます。

  1. 解答を見ながら、問題文を読んで答えを一通り言ってみる
  2. 解答を伏せて、問題集に書き込んで解く
  3. 答え合わせをして、間違い直しをする(間違っている問題にはチェック印だけをうち、答えを赤ペンで書き込まない)

問題集は一度解いてそれでおしまいというものではなく、問題集を解きながら学力を付けることが効果的な使い方です。そのためにも、まずは、答えを一通り言えるかどうか確かめてから解くようにしましょう。

そうすることで、できる問題がぐっと増えるはずです。これは自信にもつながりますし、その分、間違い直しも少なくて済むので、まさに一石二鳥の効率的な勉強法です。
 

間違い直しで、成績が上がるのか?

さて、間違い直しをするだけで、どうして成績が上がる(点数が取れるようになる)のでしょうか。これには学習心理学や脳科学の研究でわかっている、効果の高い勉強の仕方が関係しています。

その一つが「テスト効果」と呼ばれるアウトプットを重視した勉強法です。

「覚える」というと知識を頭に詰め込むというイメージが強いかもしれませんが、正確には、思い出せるようになることを意味します。ですから、問題を解いて(テストをして)思い出す練習をすることが、学習効果が高い勉強法だといえるのです。

テスト勉強中に、試してみましょう。